マンションに設置されているエレベーター(昇降機)の台数を入力します。
借入が発生する場合、その返済額が年間の修繕積立金徴収額の80%を越える場合など、機構のマンション共用部分リフォーム融資の借入限度額を超過する部分については、借入を行わずに、一時徴収金として補填する想定で計算を行っています。なお、一時徴収金として必要となる金額は、キャッシュフロー表の「一時徴収金」欄で確認することができます。
①推計工事費
入力された情報に基づき算出した直近の大規模修繕工事の工事費の総額(税抜)又は各工事項目毎の工事費(税抜)を表示します。
②推計工事費単価
総額単価は、①の金額をマンションの戸数で除した戸当たりの工事費を表示します。各工事項目ごとの工事費単価は、工事項目により、戸当たり単価(戸数で除した単価)、㎡単価(建築面積で除した単価)、台数単価(台数で除した単価)で表示します。
③価格帯の表示
住宅金融支援機構の共用部分リフォーム融資を利用したマンションの大規模修繕工事費データに基づいた工事費の総額(税抜)又は各工事項目毎の工事費(税抜)の四分位値※を参考に表示します。
※四分位値は、工事費データを金額の低い順に並べたときに、全体を均等に四分割する位置の金額です。
(例えば、データ数が99個である場合の第一四分位値(25%値)は、25番目の金額となります。同様に第二四分位値(50%値)は50番目の金額、第三四分位値(75%値)は75番目の金額となります。)
マンションに設置された機械式駐車場の収容台数を、長期修繕計画等または、目視により確認し、入力してください。
【例】長期修繕計画の「設備、附属施設の概要」欄に記載されているのが一般的です。
※自走式駐車場・平面駐車場の台数は含めないでください。
外壁の仕様を目視や新築時の図面などにより確認し、選択してください。
※「タイル貼り」以外の場合は、「塗り仕上げ他」を選択してください。
※複数の仕様が確認できる場合は、外壁の大半を占める仕様を選択してください。
外壁塗装等改修工事を伴う大規模修繕工事の周期を入力してください。初期値は、一般的な外壁塗装等改修工事の周期である12年が選択されています。なお、12年~15年の範囲で変更できます。
※長期修繕計画の「修繕周期」欄に記載されているのが一般的です。
長期修繕計画において、外壁塗装等改修工事と同じ時期に以下の工事が予定されている場合は選択してください。
■外構・附属施設等改修
<工事内容>
・(外構)車路、歩道、フェンス、案内板、遊具、ベンチ等の補修等
・(附属施設)自転車置場、バイク置き場、車止め、散水栓、ゴミ集積所等の補修等
既存借入の当初借入金額を入力してください。
※当初借入金額については、既存借入に係る資料等を確認のうえ、入力してください。
建築面積を入力してください。
【例】管理規約別表「対象物件の表示」、又は長期修繕計画の「敷地、建物の概要」欄に記載されていることが一般的です。
※面積は小数点以下二桁まで入力してください。
既存借入に係る金利タイプを以下から選択してください。
・全期間固定金利
借入金利が、全返済期間を通じて変わらない既存借入に係る金利タイプを以下から選択してください。
・全期間固定金利
借入金利が、全返済期間を通じて変わらない金利タイプです。なお、本シミュレーションにおける改善シミュレーションでは、全期間固定金利で試算を行います。
・段階金利/変動金利
借入金利が、借入期間中に変わる金利タイプです。
対象期間及び対応する金利を入力してください。
(段階金利)
当初期間と当初期間以降で異なる借入金利が適用される金利タイプです。
(変動金利)
金融情勢の変化に伴い返済の途中でも定期的に金利が変動する金利タイプです。
※金利タイプについては、既存の借入に係る資料等を確認のうえ、入力してください。
外壁塗装等改修工事を伴う大規模修繕工事の実施時期を仮定して入力してください。
※入力年を当該年とし、翌年から「1年後」とカウントします。
※入力された時期を基に各工事の実施時期を自動で設定し、当該工事についてキャッシュフロー表に実施時期を表示します。
給水管及び排水管の管交換工事の周期を設定する場合は選択してください。
工事周期は30年、35年、40年又は取替無(今後、管の取替を行わない場合)から選択できます。
※プルダウンが未選択の場合は、工事周期を40年とします。
今後、積立金の徴収額を増額する予定の有無を入力してください。
「予定あり」の場合は、増額の予定時期および金額を入力してください。
※長期修繕計画(又は、今後の増額予定が分かる資料等)をご確認ください。
既存借入の残りの返済期間(現在の会計年度から数え、返済が終了する会計年度を含めた年数)を入力してください。
※残返済期間については、既存の借入に係る資料等を確認のうえ、入力してください。
住戸数を入力してください。
※管理人室、店舗、集会所などは住戸数に含みません。
最終的に修繕積立金会計の収支が均衡するよう「修繕積立金の増額」を行っています。
増額の開始時期は直近の大規模修繕工事の実施年の翌年からとし、段階増額積立方式の場合は5年毎に均等の引き上げ幅で増額されます。
大規模修繕工事費用の支出のタイミングと修繕積立金の積み上がるタイミングが一致せず、修繕積立金会計に一時的な過不足が生じる場合がありますが、修繕積立金会計に不足が生じる場合は、「ローンの利用」及び「一時金の徴収(ローンの返済額が年間の修繕積立金徴収額の80%を越える場合など)」を行い、予備費(緊急時の補修に備えて最低限手元に残しておくべき金額)以上の残高が生じる場合は、マンションすまい・る債で運用する想定で計算を行っています。
「修繕積立金の増額」
41年目以後の最初に到来する大規模修繕工事(外壁等改修工事を伴うもの。)の実施年において、次年度繰越金に予備費が残ることを到達点として修繕積立金の必要額を設定しています。なお、修繕積立金の増額開始時期は、直近の大規模修繕工事の実施年の翌年からとしています。
増額の方法については、段階増額積立方式と均等積立方式の両方の試算を行っています。
「ローン利用」
修繕積立金の増額を行った後に、次年度繰越金が予備費以下となる年は、その不足分を借入により補填する計算を行っています。借入条件は以下のとおりとし、返済は借入年の翌年から開始するものとします。
【借入条件】
借入金利:固定金利(マンション共用部分リフォーム融資の最新金利とします。)
借入期間:10年
返済方法:元利均等返済
「一時徴収金」
借入が発生する場合、その返済額が年間の修繕積立金徴収額の80%を越える場合は、その超過分については借入を行わずに、一時徴収金として補填する想定で計算を行っています。なお、一時徴収金として必要となる金額は、キャッシュフロー表の「一時徴収金」欄で確認することができます。
「マンションすまい・る債による運用」
各年の修繕積立金会計において、予備費以上の残高がある場合は、マンションすまい・る債で運用する想定で計算を行っています。
マンションすまい・る債は、1口50万円で最大10年間積み立てることができます。積立を開始し、翌年度も同額の残高がある場合は継続し、残高が不足する場合は不足する口数を解約する計算になっています。また、継続の口数以上の残高が発生した場合は新たに運用口数を増やす計算になっています。
なお、運用により得られる利息については、キャッシュフロー表の「修繕積立金の運用益年度合計」欄で確認することができます。
入力された金額はシミュレーションの全期間を通して、未収額として計算されますのでご注意ください。
また、単に支払が遅延している等、一時的な未収額は入力しないでください。
なお、未収額はキャッシュフロー表には表示されず、修繕積立金年度合計欄の額から引かれています。
※未収入金明細表(又は、未収金の内容が分かる資料等)をご確認ください。
住宅部分の専有面積の合計を入力してください。
【例】管理規約別表「対象物件の表示」、又は長期修繕計画の「敷地、建物の概要」欄に記載されていることが一般的です。
※面積は小数点以下二桁まで入力してください。
駐車場等の使用料を徴収し、修繕積立金に繰入している場合は、年間の繰入金額を入力してください。
※資金収支予算書等をご確認ください。
長期修繕計画において、外壁塗装等改修工事と同じ時期に以下の工事が予定されている場合は選択してください。
■ガス設備改修(管取替)
<工事内容>
屋外埋没部ガス管、屋内共用ガス管の取替
■空調・換気設備改修
<工事内容>
・管理人室、集会室等にある空調設備(エアコン等)、換気設備、または脱臭装置の取替
■電灯設備等改修
<工事内容>
・共用廊下、エントランスホール等の電灯(照明)設備の取替等
・配電盤、ブルボックス(電線やケーブルを分岐させたり、敷設を容易にするために設置する鋼板製などの箱)等の取替等
・引込開閉器、幹線等設備の取替等
・避雷針設備の取替等
■情報・通信設備改修
<工事内容>
・電話設備、テレビ共聴設備、インターネット設備の取替等
・その他、インターホン設備、オートロック設備、住宅情報盤等の取替等
■消防用設備改修
<工事内容>
・屋内消火設備、自動火災報知設備、連結送水管設備、避難設備の取替等
長期修繕計画において、外壁塗装等改修工事と同じ時期に以下の工事が予定されている場合は選択してください。
■給水設備改修(管更生・交換)
<工事内容>
【管更生】
・屋内共用給水管等の更生
※更生とは、管内の汚れの除去やライニングコーティング工事等を言います。
【取替】
・屋内共用給水管等の交換
■排水設備改修(管更生・交換)
<工事内容>
【管更生】
・屋内共用排水管の更生
※更生とは、管内の汚れの除去やライニングコーティング工事等を言います。
【取替】
・屋内共用排水管の交換工事等
■エレベーター設備改修(補修・取替)
<工事内容>
【補修】
・エレベーター設備の扉やかごの内装の修繕、機器の一部交換等
【取替】
・エレベーター設備の全機器の取替
■機械式駐車場設備改修(補修・一式交換)
<工事内容>
【補修】
・機械駐車場設備の鉄部塗装、部品交換等
【一式交換】
・機械駐車場設備の一式交換
敷地面積を入力してください。
【例】管理規約別表「対象物件の表示」、又は長期修繕計画の「敷地、建物の概要」欄に記載されているのが一般的です。
※面積は小数点以下二桁まで入力してください。
竣工日を西暦で入力してください。
【例】長期修繕計画の「敷地、建物の概要」欄に記載されているのが一般的です。お手元に検査済証がある場合は、交付された年(西暦)をご確認ください。
各年の修繕積立金会計において、予備費※以上の残高がある場合は、マンションすまい・る債で運用する想定で計算を行っています。
マンションすまい・る債は、1口50万円で最大10年間積み立てることができます。積立を開始し、翌年度も同額の残高がある場合は継続し、残高が不足する場合は不足する口数を解約する計算になっています。また、継続の口数以上の残高が発生した場合は新たに運用口数を増やす計算になっています。
なお、運用により得られる利息については、キャッシュフロー表の「修繕積立金の運用益年度合計」欄で確認することができます。
※マンションの戸数による区分を行い、以下のとおり基準値を設定しています。
・1戸~30戸:毎年の修繕積立金徴収額×16ヶ月/12ヶ月
・31戸~60戸:毎年の修繕積立金徴収額×14ヶ月/12ヶ月
・61戸~:毎年の修繕積立金徴収額×12ヶ月/12ヶ月
前年度会計末時点の修繕積立金残高を入力してください。
※資金収支予算書等をご確認ください。
なお、大規模修繕工事の実施にあたり、一時金を徴収する場合は、修繕積立金総額(残高)に含めて入力することで、収支計画グラフ・キャッシュフロー表に反映することができます。
外壁塗装等改修工事を伴う大規模修繕工事の実施時期を入力してください。
入力にあたっては、長期修繕計画の計画表等をご確認ください。
なお、外壁塗装等改修工事は、長期修繕計画では、「壁改修工事」などと記載されてる場合があります。
<工事内容>
・コンクリート補修工事
・外壁(壁)塗装工事
・軒天塗装工事
・タイル張補修工事
・シーリング(コーキング)工事 等
直近の外壁塗装等改修工事と併せて実施する工事項目を選択してください。
なお、外壁塗装等改修工事は、長期修繕計画では、「壁改修工事」などと記載されてる場合があります。
<工事内容>
・コンクリート補修工事
・外壁(壁)塗装工事
・軒天塗装工事
・タイル張補修工事
・シーリング(コーキング)工事 等
直近の大規模修繕工事(外壁塗装等改修を伴うもの)の実施時期・工事内容が決定(予定も含みます。)している場合は「はい」を、それ以外の場合は「いいえ」を選択してください。
※「はい」を選択した場合は、大規模修繕工事と併せて行う工事内容を選択していただきます。
入力にあたっては、長期修繕計画の計画表等をご確認ください。
以下の設備がある場合は選択してください。
・貯水槽
・オール電化
【例】管理規約の「付属施設」「共用部分の範囲」、又は長期修繕計画の「設備、附属施設の概要」欄に記載されているのが一般的です。
長期修繕計画において、外壁塗装等改修工事と同じ時期に以下の工事が予定されている場合は選択してください。
■屋根防水改修
<工事内容>
・屋根、屋上、塔屋、ルーフバルコニーの防水層の補修等
・庇、笠木等の防水層の補修等
■床防水改修
長期修繕計画では、「防水工事」と表示されている場合があります。
<工事内容>
・バルコニー、開放廊下、外部(共用)階段の床の防水層の補修等
■鉄部塗装等改修
<工事内容>
・住宅玄関ドア、バルコニー手すり等の共用部の鉄部の塗装
・アルミ製のサッシ、面格子等の共用部の非鉄部の塗装
■建具・金物等改修
<工事内容>
・建具(住宅玄関ドア、窓サッシ、面格子等)の調整、取替等
・金物類(集合郵便受、掲示板、宅配ロッカー等)の取替
・開放廊下・階段、バルコニーの手すりの取替
■共用内部改修
<工事内容>
・内部廊下、集会室、管理員室等の内装の張替、塗替
建物地上階数を入力してください。
【例】管理規約別表「対象物件の表示」、又は長期修繕計画の「敷地、建物の概要」欄に記載されていることが一般的です。
※地下階及び塔屋等は含めません。
<段階増額方式>
新築当初の修繕積立額を抑え段階的に値上げする方式をいいます。本シミュレーションでは5年単位としています。
<均等積立方式>
維持管理に生涯必要な費用を計画期間中均等に積み立てる方式をいいます。(段階増額方式に比べ築年数が浅いうちは割高になります。)
残高証明書または債券発行通知書を確認し以下の項目を入力してください。
・「積立手帳番号」:積立手帳番号欄の下4桁を入力してください。
・「当期末残高」:残高証明書に記載されている当期末残高または債券発行通知書に記載されている債券残高金額を入力してください。
※運用により得られる利息については、キャッシュフロー表の「修繕積立金の運用益年度合計」欄で確認することができます。
現在の修繕積立金徴収予定額の年間合計金額を入力してください。
なお、修繕積立基金及び管理費は含みません。
※資金収支予算書等をご確認ください。
既存借入に係る返済方法を以下から選択してください。
・元利均等返済
毎月お支払いいただく返済額が一定となる返済方法です。
・元金均等返済
毎月お支払いいただく返済額のうち、元金の額が一定となる返済方法です。
※返済方法については、既存の借入に係る資料等を確認のうえ、入力してください。
既存借入の返済期間(年数)を入力してください。
※返済期間については、既存借入に係る資料等を確認のうえ、入力してください。
物件所在地の都道府県を選択してください。
住宅金融支援機構の「マンションすまい・る債」を利用している場合は、「利用あり」を選択してください。
「利用あり」の場合は、マンションすまい・る債に関する情報を入力してください。
※マンションすまい・る債に係る残高証明書または債券発行通知書をご確認ください。
廊下型形式を目視や新築時の図面などにより確認し、選択してください。
・片廊下型
共用廊下の片側に住戸が配置されている形式をいいます。
・中廊下型
共用廊下の両側に住戸が配置されている形式をいいます。
・階段形式型
隣り合う2戸で1つの階段を共有するなど、廊下形式ではない形式をいいます。
※廊下型形式が混在する場合は、主たる形式(住民が通路として、最も利用する廊下・階段の形式)を選択してください。